聖武天皇のときは 天平文化が花開きました。

聖武天皇は唐の文化を積極的に取り入れたそうです。唐の影響を強く受けた貴族中心の仏教文化で,インド・ペルシャ・アラビアなどの文化もとり入れられて,国際性に富んでいるものが多いといわれています。
東大寺の宝の倉庫 校倉造りの「正倉院」が近くにあります。今は東大寺の手を離れ宮内庁管轄になっています。 毎年、奈良国立博物館で開かれる「正倉院展」では聖武天皇所縁のものが多く出展されます。
大仏殿の前にある国宝・八角燈籠は再度にわたる兵火にも難をまぬがれ、 東大寺創建当初のものだそうです。中学校の美術や歴史の教科書で目にした音声菩薩が、菱格子の透かし地に浮彫りされています。

国宝・八角燈籠



国宝・八角燈籠



天衣をまとった音声菩薩






東大寺創建当初のもので、鐘声の振幅は非常に長く、「奈良太郎」とよばれているそうです。日本三名鐘のひとつに数えられ、重さ26.3トンの大きな半鐘梵鐘です。

国宝・梵鐘(奈良太郎)



天空にそびえるような鐘楼も国宝です