奈良の大仏さん・・・東大寺盧舎那仏像

聖武天皇があちこちに移り住むことから「放浪の帝」とよばれています。
昔の3人娘の「瓶原」をさがす旅で始まった「なぞなぞの旅」は聖武天皇の謎と絡まってジグザク行程をしています。

天平13年(741年)聖武天皇国分寺国分尼寺建立の詔(みことのり)を発して その国分寺の総本山として東大寺が大仏が建立されるということらしいですが・・・
聖武天皇は第45代天皇です。
以下のような記述がありました。

文武天皇の第一皇子。天皇の治世は古代律令国家の繁栄期に当たるが、天災・氏族の反乱などの危機にも直面した。長屋王藤原氏により横死。不比等の娘の光明子が人臣初の皇后となる。大宰府藤原広嗣が反乱を起こす。これらの為国家安泰のために大仏を建立。天皇は仏教に深く帰依し、全国に国分寺国分尼寺平城京に大仏を建立した。この為国家財政は乱れて人心が離反した。皇太子阿倍内親王に譲位してからは光明皇后に権勢が移り晩年は孤立したものとなる。


天平15年(743年)聖武天皇近江国紫香楽宮(しがらきのみや)にて大仏造立の詔を発する。紫香楽宮近くの甲賀寺にて大仏造立が開始される。

天平17年(745年)恭仁宮、紫香楽宮難波宮を転々としていた都が5年ぶりに平城京に戻る。大仏造立も今の東大寺の地であらためて開始される。

天平18年(746年)大仏鋳造のための原型が完成。
天平19年(747年)大仏の鋳造開始。
天平勝宝元年(749年)大仏の鋳造終了。
天平勝宝4年(752年)大仏開眼供養会(魂入れの儀式)が盛大に開催される。

奈良の大仏さん、盧舎那仏像は鎮魂のためのものだったのですが、民には厳しいものになったようです。 

国宝・盧舎那仏



横顔のほうに表情があるようです