奈良県 大宇陀の又兵衛桜が満開でした。

樹齢300年ともいわれる見事な枝垂れ桜が 奈良県の奥深い山里にあるという話は6、7年前頃から耳にしていました。知人の中には毎年のように この桜に会いに行かれる人がいます。
4月6日は朝から好天のお花見日よりでした。
又兵衛桜もそろそろ満開になりそうだと聞こえてきました。
「さぁ、出発!」
南阪奈道路を通って橿原・桜井から166号線に入ると 道の両端の桜並木がかたい蕾なのです。
「あれれ・・・! まだ 早かったかしら?」ちょっぴり心配になってきました。
わくわくしながら、どきどきしながら、恋しい人にでも会いに行くかのような気持ちです。
奥深い山里が急に賑やかになりました。すごい人です。駐車場もいっぱいです。
遠くからでも見えました。白い妖精のように枝をひろげて舞を踊っているかのような一本の桜の木。
周りをピンクの桃が囲んでいました。さらに、その周りをカメラをもった人たちが囲んでいます。
やっと 会えました。「又兵衛さん」です。今 まさに満開でした。
高さ13m、幹周り3mの巨木は、本郷町を照らすように堂々と石垣の上にたっていました。
流れる滝のような姿から「瀧桜」とも呼ばれているそうです。