後藤又兵衛と桜の由来

今春から始まった NHKの朝のドラ「どんど晴れ」に、岩手県雫石町小岩井農場の一本桜が登場します。
冠雪の岩木山とうす桃色の一本の桜の木がとても美しいです。
又兵衛桜も 2000年のNHK大河ドラマ「葵・徳川三代」のオープニング画面で使われたことから知られるようになったそうです。この町の財産として大切に守られている老木です。

後藤又兵衛について ウィキペディアには以下のようなことがありました。
 『1614年、大坂の陣が起こると徳川家康から法外な恩賞を条件に誘われたが、又兵衛は感激するもこれを拒絶して大坂城に入る。「秀頼公には先陣を務めることで、家康公には合戦初日に死ぬことで御恩に報いよう」と語ったという。』
豊臣家崩壊後、後藤又兵衛は大宇陀の地で暮らし、再興の時期を待ったと言われています。僧侶となったとも言われています。桜があるのはその時の後藤家屋敷跡とか、お寺の跡とか言われています。
後藤又兵衛司馬遼太郎の「軍師二人」と「関ヶ原」の作品で取り上げられ、大仏次郎の「乞食大将」の作品にも登場する魅力ある人物だったようです。その後300年も又兵衛桜はみんなの心を魅了するのですから凄いことですね!