奈良公園とその周辺は馬酔木の群生地です。

志賀直哉邸から春日大社へつづく「ささやきの小径」も若草山三笠山高円山の麓周辺には馬酔木がとても多いです。かすかに甘い匂いがします。
「馬酔木」はアセビ、アシビともいい、ツツジ科の植物です。有毒植物で、草食動物も食べないので、放牧地などに残っているそうです。

ウィキペディアによると、

馬酔木の名は、馬が葉を食べれば苦しむという所からついた名前であるという。 多くの草食ほ乳類は食べるのを避け、食べ残される。そのため、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなることがある。たとえば、奈良公園では、鹿が他の木を食べ、この木を食べないため、アセビが相対的に多くなっている。逆に、アセビがやたら多い地域は、草食獣による食害が多いことを疑うこともできる

と、ありました。なるほどねぇ〜!
そういえば、宮島も馬酔木が多かったような記憶がありますね。