日本にある五重塔
三重塔や五重塔は釈迦の舎利(遺骨)をおさめる仏塔の形式の一種だそうです。三階たての塔とか五階たての塔ではなくて上まで上れないものがほとんどだそうです。古代インドのストゥーパが中国に入って形を変えてきたそうですが、木造の五重塔はほとんどが日本に残っているそうです。
国宝五重塔を古い順にあげると、次のようになります。
- 法隆寺 奈良県生駒郡斑鳩町 奈良時代(7世紀末〜8世紀初) 日本最古の五重塔
- 室生寺 奈良県宇陀市 奈良時代末〜平安時代初期 16.1m
- 醍醐寺 京都府京都市 平安時代(951年) 38.2m
- 海住山寺 京都府相楽郡加茂町 鎌倉時代(1214年) 17.7m
- 明王院 広島県福山市 南北朝時代(1348年)
- 羽黒山 山形県鶴岡市 南北朝時代(1372年) 29.4m
- 興福寺 奈良県奈良市 室町時代(1426年) 50.8m 5回の焼失・再建
- 瑠璃光寺 山口県山口市 室町時代(1442年) 31.2m
- 東寺(教王護国寺)京都府京都市 江戸時代(1644年) 54.8m(日本一の高さ)
昨年のことですが、これもブログの縁で「なぞなぞの旅」をしました。
「瓶原(みかのはら)をたずねてみたいと言われたのが 今回の福山のKさんです。
瓶原(みかのはら)をもとめて京都・加茂町にある海住山寺に出かけました。この寺のご住職さんの奥様のお話から裳階(もこし)のことを知りました。
裳階(もこし)とは 軒下に加えられた庇 付きの部分のことです
五重塔に裳階(もこし)があるのは法隆寺の五重塔と海住山寺の五重塔だけと言うことも知りました。裳階があるので六重塔に見えます。
法隆寺の五重塔のブログ http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20060720
海住山寺の五重塔
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20060623
も見てください!
五重塔ではありませんが、裳階といえば、薬師寺の三重塔が有名です。
どの階層にも裳階があるので六重塔に見えます。
薬師寺のブログです。
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20070409
福山のKさんのブログに度々登場されるのが福山YMCAの所長のハンサム君です。福山YMCAを訪ねて、ハンサム君にもお目にかかり、明王院を案内していただきました。