二上山(にじょうざん・古くはふたかみやま)は古のロマンの山です。

南阪奈道路竹内街道に沿って平成16年3月28日に開通した有料道路です。羽曳野ICから入ると一面の葡萄畑の羽曳野丘陵きれいです。そして道路前方に二上山が見えます。
竹内街道飛鳥時代・丹比道(たじひみち)と呼ばれ「日本書記」にも記されている古道です。難波宮〜河内〜當麻町竹内を抜けて飛鳥京を結ぶ日本最古 の官道(国道)です。

悲劇の皇子・大津皇子のお姉さん・大伯皇女( おおくのひめみこ)の歌と二上山が重なります。


 うつそみの人にある我れや明日よりは二上山を弟背と我が見む 



大津皇子天武天皇の寵愛を受けていたそうですが 天武天皇の死後、謀反の罪で殺されます。
異母兄弟の草壁皇子の母は力を持っていた持統天皇であることから真相はともかく 文武ともに極めて優れていたとされる大津皇子は悲劇の皇子としての伝説が語り継がれています。

この二上山を仰ぎながら 竹之内峠を越えると大和三山が雲に浮かんでいるかのように現れてきます。
私はロマンを感じることができるこの道が気に入っています。