節分の行事

奈良・元興寺の豆まき





季節を分けると書いて「節分」の朝 日本列島は雪で真っ白になったそうです。大阪側の生駒山麓は朝から雪が降りだし、8時ごろには山も家々の屋根も真っ白になりました。しかし、お昼前には雨に変わり、雪は消えてしまいました。それでも霧雨で煙る生駒山はずっと白く見えました。
節分の行事といえば、「豆まき」は一番にあげられるのでしょうか?
豆には「邪気を払う霊力」があると考えられていて、豆をまくことで、邪気を払い福を呼び込むといわれてきました。それと、歳の数だけ豆を食べる慣習もあります。
次に「鰯を焼いて食べる」鰯には小骨がたくさんあり、身体の中の邪気を追い出してくれるそうです。
そのあと、ヒイラギの葉に鰯の頭をさして、家の出入り口にかかげておくと、鰯の頭の悪臭で家に邪気が寄り付かなくて、その年は家内安全だそうです。



もうひとつ大阪からおこった「太巻き寿司の丸かじり」があります。
その年の恵方を向いて、声を出さずに太巻きを丸かじりします。今日の意識調査では全国的には20パーセントもなかったようですが、最近は大阪だけではなく各地に広がってきたとか・・・ 
今年の恵方は「南南東」です。
美味しい太巻き寿司をおみやげにいただきましたので、私も時間をかけて「南南東」をむいていただきました。
巻き寿司は「福を巻き込む」の意味もあるそうです。切らずに食べるのは「縁を切らない」という意味もあるそうです。なんだかこじつけにも思えますが、「鰯の頭も信心から」という言葉があるように 信じてなせば そうなるのでしょうか?





海苔やさんの陰謀説がでるほど、2月3日ははあちこちで海苔巻きが売られています。このごろではお菓子屋さんも負けじと、ロール巻きの丸かじりも宣伝していました。