月遅れのひな祭り

4月3日は月遅れのひな祭りでした。島根県鳥取県では今でもひな祭りは4月3日にします。端午の節句も6月5日、七夕さんも8月7日と一月遅れでお祝いしています。

私が子供のときは山陰の春は月遅れのひな祭りとともにやってきたような記憶があります。竹籠をさげて野山にでかけて蓬をつむところから始まりました。
各家々のお雛飾りを見て廻るのも楽しみの一つでした。そのころお雛様は御殿飾りが多かったようです。御殿の中に内裏様とお雛様が入っていてそれをさらに段の上に飾るのです。お雛様だけではなく潮汲み人形や高砂人形まで飾ってありました。
家によってお雛様がちがうので 毎年飽きずに眺めて喜んでいたものです。
今では家々に飾られたお雛様をみてまわるのを町おこしのひとつとして行っているようでした。

八雲のお雛祭り






ひし形の雛餅を飾ります。 一番下の緑の草餅はよもぎの造血作用があり、白い餅は血圧効果があり、赤い餅はくちなしの実が色粉として使われ、解毒作用があるとされ子供を守るいわれがあるそうです。餅の菱形は心臓を型取ったものといわれているそうです。