25年ぶりに住吉大社参詣

大阪の人が「すみよっさん」とよぶ「住吉大社」は、初詣客が一番多い神社です。
私の朧な記憶では朱塗りの反橋(太鼓橋)が残っていましたが、後はほとんど覚えていませんでした。今回出かけてみて 境内に石灯籠が多いことに気づきました。
600基ほどもあるとか・・・、しかもかなり大きな石灯籠が対になって建っているで目を引きます。
石灯籠には「常夜燈」と彫ってあるものもあり、江戸時代に奉納されたものがたくさんありました。海上輸送がさかんになった江戸時代に 運送船業の関係者により奉納されたものだそうです。





朱塗りの太鼓橋(反橋)

川端康成の小説『反橋』の中に「上るよりもおりる方がこはいもの」とあるように降りる時は足元に注意をしておりました。
川端康成の小説『反橋』から・・・
・・・私と私の母とは反橋の前に長いこと立っていたように思います。私には反橋がおそろしく高くまたその反りがくうっとふくらんで迫って来たようにおぼえています・・・



ぐっとふくらんで迫ってきたような反橋





反橋(太鼓橋)は長さ20m、幅5.5m、高さ3.6mです。

現在の橋の橋脚は淀君が奉納したものだそうです。










太鼓橋の上から見た景色





600基以上もの石灯籠

住吉大社の説明書きには
「全国の各業者から奉納された境内の燈籠は、約600基あります。当時は、海上守護の祈願をこめて寄進したもので、広告塔としての意味合いが強かったといわれており、優雅で大きな形をしたものが多いです。また題字は名筆家に刻んでもらったと伝えられています。」とありました。
頼山陽池大雅などの文人が題字を刻んだものもあるそうです。
明治になって境内が狭められたので 他の場所から移動されたものもあるようです。 整然と並んでいない石灯籠が気になりました。