春の青い小さい花たち

桜の花を追っかけて少し撮るのが遅かったのですが、ネモフィラは今でも綺麗に咲いています。

春の青いホタル「ネモフィラ








まだ風が冷たい早春の頃 野道に青い小さな花が咲きます。
オオイヌノフグリです。
オオイヌノフグリが地面いっぱいに広がるとき 暖かい春のひざしを感じます。ところどころに黄色いタンポポの共演が始まると、私も仲間に入れてと 青紫のスミレも顔出します。
野道や野原が手招きしているように ウインクしているように 歌っているように 春が続きます。

ジャバ・アプレットの中にあります。「ベロニカ」が花開くと、ベルベットの絨毯を敷き詰めて宴が始まります。
「ベロニカ」は「オオクスフォードブルー」とも呼ばれます。日本古来のむらさきに通ずる色です。
オオイヌノフグリもベロニカも春の光をいっぱい浴びて咲きます。

少し日陰で「わすれなぐさ」が咲きます。可憐な花で「私もここにいますよ」と囁くように・・・・
ムスカリ」はぶどうのように青い粒をたくさんつけて 登場します。野に咲く「ジュウニヒトエ」は幾重にも重なるように咲きます。
下の「ジュウニヒトエ」の画像は「西洋ジュウニヒトエ」で園芸用ですので 少し色が鮮やかです。

そして今「ネモフィラ」が腕をひろげるように、太陽を招くように元気に咲いています。和名「瑠璃唐草」と呼ばれる花は瑠璃色で花の宝石みたいです。

ネモフィラとはギリシア語で「森を愛する」「林を愛する」の意味とのことだそうです。一見か弱く見えますが 耐寒性があり、丈夫な花です。
桜の花に目が奪われている頃 地面の陽の当たるところで咲いています。桜が終って 地面に目がもどるときまるで小さな空が浮かんでいるように見えます。
空色の中ある白が雲のように見えます。小さな小さな宇宙です。元気になる花です。気持ちが澄んでくる花です。

私は「春の青いホタル」と呼んでします。

 

ジュウニヒトエの花も満開です。黄色い花はコメツブグサ




散歩のときに見つけたアケビの花
(がんさん、ありがとうございました!)