人びとを虜にしたチューリップの花

散る桜をみに出かけたとき 桜の下にチューリップが咲いていました。チューリップは春の花壇に欠かせない花ですね。
日本でも春の代表格の花のひとつです。子供たちに春の花の名前をひとつあげてもらうと 桜をぬいてチューリップが一番多かったそうです。
チューリップもそれだけ愛される花のひとつです。

チュリープを国花としている国は 
オランダ、アフガニスタン、ベルギー、トルコです。

私たちはチューリップと言えば最初にオランダが浮かびますが、チューリップの原産国はトルコです。チューリップの発祥は天山山脈とも言われています。
オスマン帝国の時代、チューリップはその愛らしさ故に 出会った人々を虜にしてしまったそうです。
それがヨーロッパにはいってくると「高貴な花」として 上流階級の人々に普及し、大ブームになったそうです。
オランダやドイツの商人たちは、競い合いながら球根を高値で取引していました。
多くの人がチューリップに釘付けになっていたこの時期を「チューリップ狂時代」とか「チューリップ熱」とか呼ぶそうです。

チューリップのほかに多くの国が国花にしている花は「薔薇」があります。
イラン、イラクサウジアラビア、モロッコルクセンブルクは薔薇が国花です。

バラと言えばイギリスが浮かびますが イギリスの中でイングランドは薔薇が国花です。ウェールズはラッパスイセンが国花です。

ずっと昔は海外旅行すると その国の珍しい花がとても興味深かったものですが、流通が盛んになったいまでは どこの国に行っても見たことがある花ばかりです。
それだけ 日本には世界中の花が集まっているのでしょうね。

チューリップの原種のひとつ(クリサンサ)

原種系のチューリップは園芸種のものに比べて球根が小さくて、開花しても草丈が低く、花も小さいです。
目立たないのですが よくみると、小さいながらも気品を感じさせる花です。




いろんなチューリップ

チューリップは他の植物より交配がしやすく、改良を重ねるたび色や模様が変わることに楽しさがあり、今では数え切れないほどの種類があるそうです。


















昨年の万博公園のチューリップです









2010/04/17今年の万博公園のチューリップを付け加えます

4月13日には万博公園のチューリップ花壇の写真が撮れなくて、昨年の画像を載せましたが 17日に撮りに出かけましたので付け加えさせてください。