「日本の農村の原風景」と言われる「美山町の風景」

美山町にはおよそ250棟の茅葺き民家が残っています。北の集落は、いちばん茅葺き民家が集まって残っているところで、約30棟あるそうです。
この地域は文化庁重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
まわりの自然と茅葺き民家が調和している風景は「日本の農村の原風景」と言われ、懐かしい気持ちになる風景です。

世界遺産に指定されている飛騨の白川郷の合掌造りとよく比べられますが、白川郷の合掌造りは「男型」で美山は北山型民家と呼ばれ 入母屋造りです。
繊細な造りから「女型」といわれています。江戸時代に建てられた家が一番多いそうです。

田植えを終えた緑の田








美山北山集落入り口の赤いポスト




そして、お地蔵さんと・・・




いつもの場所にタチアオイ




この場所の紫陽花は一番早く色づきます




畑の野菜に日よけの傘が・・・




栗の花と家の家紋(煙の通り抜け場所になっています)









ここ3年 ほたるに会いに出かける美山町です。初めてほたるを撮りに出かけた時、やはりほたるを撮りに訪れた女性とたまたま相部屋で泊りました。聞くと、埼玉から車を運転してこられたということです。私と似かよった年齢だと思いますが 北海道に出かけるときは早朝の撮影にあわせて車の中で仮眠するということでした。事故を防ぐためにコンビニの駐車場に止めて仮眠する話。
その方の車の中は寝袋、長靴やカメラの機材がいっぱいでした。女性でこんなに行動されることに驚きました。
今回 その方が京都で「美山の写真展」を開かれていると知って 美山の帰りに写真展をみてきました。大変な力作ぞろいに圧倒されました。撮影者の佐々木さんもおられて 久しぶりにお話しました。





佐々木さんの写真展の案内状には次のように記載されていました。
京都市京北町のさらに北にある「美山」の集落は、今も茅葺き屋根の住居
に生活する数+軒があり、重要伝統建造群保存地区に指定されています。
町屋生まれの私かここに"里山の原風景"を感じ十数年通い続け、その際
たまたま出くわした『植野の千両祭り』(30年に一度の諏訪神社大祭)等、
美山の四季とそこに暮らす人々の自然な姿をカメラに収めました
。」
 佐々木さんの京都写真展のページ です。

美山の春夏秋冬、年に何度も 10年以上通い続けて撮られたものですから、それはすごいですよね。
東京でも同じ写真展を開かれたそうです。履歴をみて 二科展や様々な写真展で特別賞を受賞されていることも初めてしりました。
只者では(?)なかったようです。
とくに水の流れを撮った写真には ただただ感心しました。
2年前 佐々木さんの後を追って 同じ場所で撮った記憶がある写真をみつけると 懐かしい気持ちになりました。