PLの花火

 8月1日、大阪府富田林市のPL教団で、約2万5千発の花火があがりました。東日本大震災の影響で、各地の花火大会が中止、縮小されるなか、PL教団は「宗教行事」として例年通りの規模で開催されたそうです。
 家から国道170号線を南へまっすぐ車で45分ぐらいで富田林に着きますが、道路規制が行われていると聞きます。それにどのくらい混雑するのか予想もつきません。午後5時前に家をでて富田林市を走ると右折禁止、左折禁止の看板と警察官の姿が多いことに驚きました。私は富田林を通り過ぎ山手の方に入りました。途中石川の河川敷も車がたくさん並んでいるのが見えました。古墳公園、田んぼの空き地なども花火見物客でいっぱいになるとの話でした。
 人混みが苦手な私はさらに山の方に進みます。ほとんど人がいない丘の上でゆっくり見物することにしました。PL教団の塔が小さく見えるのが心配ですが、それでも家の物干しより大きいはずと言い聞かせながら カメラの設定準備をしました。
蚊取り線香、携帯防虫器もセットしました。カエルの合唱をBGMに用意してきたお寿司を食べながら暗くなるのを待ちました。
 暗くなると誰もいないと思った場所に何組かの家族が集まってこられました。みなさん「ここは素敵な穴場ですね!」との感想。
何しろ私はPL花火見物は初めてです。どこからどう上がるのか心配もあったのですが、毎年場所を変えて見物しているというご夫妻が太鼓判をおしてくださったので安心して8時になるのを待ちました。

花火見物の穴場から富田林のPLの塔がみえます(かなり遠いですね)





8時きっかり 花火が上がりました





今年の花火はひまわりと紫陽花が中心だそうです。





ひまわりの花





ひまわりの花





紫陽花の花










日本人で初めて花火大会を見物したのは徳川家康だという説があります。日本で花火が製造されるようになったのは16世紀の鉄砲伝来以降ですが、日本の夏の風物詩になったのはいつの頃からでしょうか?
花火があがると「たまや〜、かぎや〜」という掛け声が有名です。これは江戸時代の「玉屋」と「鍵屋」という江戸の二大花火師に由来しているということですから、江戸時代には花火は庶民の楽しみのひとつだったのでしょうね。江戸時代には夏の風物詩として定着していたのかもしれませんね。

フィナーレは約8200発を1分間で打ち上げるスターマインだったそうですが、私の見ていたところまで明るく照らされてまぶしくなったほどでした。