奈良公園の紅葉はナンキンハゼから始まります

今年は11月に入っても暖かい日が続いています。この暖かさではモミジの紅葉は遅れるようです。それでもサクラ、ハナミズキ、ナンキンハゼは10月から赤くなり始めています。光があたるといっそう赤く輝いてみえます。
奈良公園はナンキンハゼの木が多いことで、早くから紅葉が楽しめます。緑の草との対比も美しいです。
11月4日、奈良公園にでかけました。
第63回正倉院展の開催中《10月29日(土)〜11月14日(月)》で奈良国立博物館周辺は長蛇の列です。修学旅行、遠足などの行事もこの季節は多いです。しかも東大寺ミュージアムが開館したこともあって 東大寺山門前の通りは歩けないほどの人でごった返していました。とはいえ奈良公園は広い。人混みを避けるには飛火野へいけばいいのです。

奈良公園は総面積は502ヘクタールで、周辺の興福寺東大寺春日大社奈良国立博物館、なども含めると総面積はおよそ660ヘクタール(東西約4キロメートル、南北約2キロメートル)に及ぶ広さです。
飛火野は開放的な緑の丘に奈良公園でも一番早く赤くなるナンキンハゼが天に向かって立っています。まるで秋の訪れを知らせる信号灯のようです。
 

飛火野のナンキンハゼ