ディアーラインとは

奈良公園は190cmより低いところは鹿が食べるので 遠くまで見通しがいいです。この見通しを「ディアーライン」と呼ぶそうです。食べられて困る木は金網カバーで保護されています。











ナンキンハゼ(南京黄櫨)中国の南京(ナンキン)原産のハゼということからついた名前ですが、ハゼの属するウルシ科ではなくトウダイグサ科の植物です。ハゼノキの代わりにろうをとる材料として使われるようになったことからナンキンハゼと呼ばれたそうです。江戸時代に中国から渡来してきた植物です。
種子は有毒です。鳥は実を丸ごと飲み込み、種子を糞と一緒にだすので毒の影響がありません。冬鳥の大好物です。そして種だけ出してくれる鳥のおかげでナンキンハゼは増えています。
奈良公園でナンキンハゼと同じく鹿が食べないので増えた植物にアセビがあります。アセビの大木がたくさんあります。そう言えば宮島にもアセビが多かったことを思い出しました。
アセビ馬酔木と書くのも、馬が葉を食べれば苦しくて暴れ出すところからついた名前だそうです。 多くの草食ほ乳類は食べるのを避け、食べ残される植物です。葉を煎じると殺虫剤になります。有毒成分はアセボトギシンで、暑さ、寒さに強い植物です。

















猿沢池と鷺池に浮かぶ浮見堂







ナンキンハゼの大木と若草山