奈良・氷室神社の奈良一番桜

 4月に入ると待ちわびていた桜が咲いたという知らせが届くようになりましたが、4月の初めの1週間は爆弾低気圧や気温の低下などで桜の開花もちらほら咲きという具合でした。
 4月9日、朝7時半、Jさんが家まで迎えにきてくださいました。いよいよ桜の追っかけ開始です。この日は雲ひとつない快晴。ポカポカ陽気。
まず、最初の桜は奈良の氷室神社のしだれ桜です。
氷室神社のしだれ桜は「奈良一番桜」とよばれるほど早咲きの桜です。例年なら3月の中旬には咲いています。今年は9日でも8分咲きといったところでしたが、今年一番に見た艶やかな桜にため息がでました。私たちよりはやく訪れた人もいましたが、まだ3、4人ほどでした。
東大寺の近くにあるここは桜の時以外は目立たない神社ですが、ひときわ目立つしだれ桜が咲くと、狭い境内はあっという間に人で溢れます。
氷室神社は平城遷都にともない春日野に氷池や氷室をつくり、稲作に重要な夏の天候を呪う祭紀を行ったのが始まりとされています。  5月1日の献氷祭ではコイやタイを封じ込めた高さ1メートルほどの氷柱が神前に供えられます。

氷室神社のしだれ桜




















30分も経たないうちに人が多くなってきました