ここは串本、向かいは大島

本州最南端の潮岬で沈む夕日をみると、大急ぎで串本の宿に向かいました。日没は午後6時30分でした。宿まで20分。前もって夕食時間は伝えてあるとはいえ、すっかり暗くなる前に宿に着きたいと思いました。宿の部屋から大島の灯りが見えました。
ここは串本、向かいは大島、仲(中)をとりもつ巡航船
 アラヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ♪」かの有名な「串本節」です。
この歌の2番に「ここは串本 向かいは大島 橋をかけましょ 船ばしを♪」とあるように、
今は巡航船ではなく串本大橋がかかっています。(平成11年完成)部屋から串本大橋も見えました。
明日は宿から朝日を見るのが楽しみです。

右側の島が大島(紀伊大島)です





4月25日5時29分朝日が見えません

朝焼けの海に橋杭岩が浮かんでいます





5時35分 ぼんやりと朝日が浮かんでみえました





右が大島、左が橋杭岩です

橋杭岩を通して見る朝日はとても美しいと評判で日本の朝日百選の認定も受けています。これも前日の夕日と同じようにぼんやりとかすんだ朝日になりました。




海岸から大島に向かって一直線に約850mに渡って大小40余りの奇岩が林立しています

岩が並んでりて橋の杭のように見えることから橋杭岩と呼ばれています





それぞれの岩には「ごろごろ島」とか「たこ島」とか「弁天島」とか名前がついています。干潮時には岩の列中ほどにある弁天島まで歩いて渡ることができるそうです。
 砂や泥が海底に堆積してできた堆積岩中の割れ目にマグマが貫入して冷え固まったものだそうです。その後、隆起し、柔らかい堆積岩は海の波により侵食され、硬い火成岩の部分が断続的に取り残されて、橋脚が並んだような地形になったとありました。
この独特の地形は、国の名勝・天然記念物に指定されています