ここは串本、向かいは大島
本州最南端の潮岬で沈む夕日をみると、大急ぎで串本の宿に向かいました。日没は午後6時30分でした。宿まで20分。前もって夕食時間は伝えてあるとはいえ、すっかり暗くなる前に宿に着きたいと思いました。宿の部屋から大島の灯りが見えました。
「ここは串本、向かいは大島、仲(中)をとりもつ巡航船♪
アラヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ♪」かの有名な「串本節」です。
この歌の2番に「ここは串本 向かいは大島 橋をかけましょ 船ばしを♪」とあるように、
今は巡航船ではなく串本大橋がかかっています。(平成11年完成)部屋から串本大橋も見えました。
明日は宿から朝日を見るのが楽しみです。
橋杭岩を通して見る朝日はとても美しいと評判で日本の朝日百選の認定も受けています。これも前日の夕日と同じようにぼんやりとかすんだ朝日になりました。
砂や泥が海底に堆積してできた堆積岩中の割れ目にマグマが貫入して冷え固まったものだそうです。その後、隆起し、柔らかい堆積岩は海の波により侵食され、硬い火成岩の部分が断続的に取り残されて、橋脚が並んだような地形になったとありました。
この独特の地形は、国の名勝・天然記念物に指定されています。