今年のほたるは早く飛び始めたようです。生駒西麓日下川(オゼ川)のほたる

 ほとんどの生き物は植物の開花状況など自然とのつながりが濃厚ですが、ほたるも同様です。関西は4月中旬から下旬にかけて気温が下がり、桜の開花が遅れました。ところが桜が開花してから気温が上昇し、暑いほどの天気でした。ほたるの陸上がりもほたるの飛ぶのも この時期の気温と関連があるそうです。
 大阪では4月に桜が咲いたあと、気温が高い日が続いたことで、ほたるの陸上がりも早かったと言われています。
 4月11日生駒山の麓で ほたるを育てておられる方から「ほたるが陸上がり」を始めたと連絡がありました。夜10過ぎに日下川の支流のオゼ川の上流にいくと 川の石垣がキラキラ光っていました。片方は人家が建ち並び、もう片方は道路です。街灯の灯りも眩しいほどのところです。夜遅くになっても車やバイクがひっきりなしに通るようなところです。そんな場所でもたくさんのほたるの幼虫が陸上がりを初めていました。アスファルトの道では土にもぐれませんので、石垣の間にある土の中でさなぎになるのでしょうか?
初夏の夜に小さな光を点滅させて飛ぶほたるは幻想的な世界をつくりますが、卵からかえって幼虫時代のほたるは美しくない姿です。
5月14日連絡があり、11時すぎに陸上がりをみたオゼ川上流にでかけました。6ぴきほど飛んでいました。夜の12時になっても車やバイクが次々と通る場所ですので撮影は難しいですが、今年も元気に飛んでくれたほたるの光を眺めて嬉しかったです。






今年初めて陸上がりとほたるの飛ぶところをみた川はこんなところです

右側は近鉄石切駅への道路があり、車がたくさん通ります







ほたるがたくさん飛ぶ川の散歩道

左側には人家が並んでいます。ほたるは人家の庭にも飛んできます