夏越の祓(なごしのはらえ)

6月の最終日の6月30日(土)は、1年の半分の日にあたります。上半期の最後の日ということで、神社では「夏越の祓(なごしのはらえ)」の行事が執り行われました。
「夏越の祓」は「六月の晦日の行事」です。
今年過ぎた半年間のけがれを祓い、夏以降の疫病除けを祈願する行事だそうです。故事にちなみ茅の輪をくぐる神事が伝わっています。
今、里山などで白い穂をつけている茅(ちがや)で大きな輪を神社の境内に作り、この茅の輪をくぐることで病気や禍を免れることができると言われています。
茅くぐりをしたあと、紙で作った形代(かたしろ、人形)に姓名・年齢を書いて、これで体を撫でて自分の穢れをこの形代に移し、これを川に流したり、お祓いをしてもらたっりする行事もあります。

生駒西麓の石切剣箭神社の茅の輪くぐりにでかけてきました。

石切剣箭神社の絵馬殿・天をさす剣





石切剣箭神社の茅の輪





夏越の祓の時期に茅の穂が白くなり(左)、花筏の実(右)が熟します







花筏ハナイカダ)の熟した実

ハナイカダ雌雄異株で、春には葉っぱの真ん中あたりに「緑色の小さな目立たない花」が咲く面白い植物です。そしてこの時期になると雌木の実が黒く熟します。