私が出会った夏の生き物たち

 先日、京都の田舎で美しい緑色の蛙をみつけました。緑色の蛙といえばアマガエルが浮かびます。アマガエルより大きくて、トノサマガエルと同じくらいのまるまるした蛙です。
ひょっとしたら・・・?と近づいてよくみると、やはりモリアオガエルでした。
京都・芦生の森でみたモリアオガエルの卵、卵が落ちるのを待ち構えるアカハライモリのことを思い出しました
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20090707
 ほとんどのカエルは水中で産卵するのに、モリアオガエルは池などにせり出した木の枝に粘液を泡立てて作る泡の中に卵をうみつけます。孵化したオタマジャクシは泡の塊の中で雨を待ち、雨で溶け崩れる泡の塊とともに下の水面へ次々と落下していきますが、それを待ちうけているアカハライモリをみたとき、ちょっと残酷な場面だと感じました。しかし、すぐに調和のとれた「食物連鎖で自然界はなりたっていることに気づきました。
 モリアオガエルは名前の通り森の中で生息しています。繁殖期の4月から7月にかけては生息地付近の池沼湖に集まってきます。このモリアオガエルは森に帰る途中だったのでしょうか?








近所の田んぼはたくさんのトノサマガエルで賑やかです。低音で牛のような声でなく大きなウシガエルもいます。トノサマガエルはそれほど大きくないのにどうして殿さまなのでしょうね!一説には蛇と出くわしたとき、そりかえって固まった様子が殿さまみたいに威張っているように見えたところから名前がついたと言われます。







春に生まれたカマキリも大きくなって ランタナの花のところにときどき顔をみせてくれます。逆三角形の顔がひょうきんです。






デュランタの花と蜘蛛












ルリタテハ

毎年、庭のホトトギスの葉の裏に小さなまんまるい緑の卵がうみつけられ、黒っぽい毛虫になって葉っぱを齧るので取り除いていました。
ところが昨年「道草の時間」のエフ・エムさんのところで、その毛虫がきれいな蝶になる記事を読みました。ルリタテハです。
ルリタテハがみたくて今年は卵を少しのこしておきました。7月の29日、蝶をみつけました。枯れ葉のような模様です。
「あれれ・・・間違えたのかな?」と思いましたが、羽を広げると綺麗な瑠璃色の線が入ったルリタテハでした。
羽を閉じたルリタテハは枯れ葉のようです






羽を開くときれいな蝶です




クマゼミゴマダラカミキリ







オオシオカラトンボのメス