島根県安来市にある能義平野の田んぼで憩うコハクチョウ
島根県側の安来市と鳥取県側の米子市はそれぞれ県境にある町です。ここには毎年コハクチョウが飛来してきます。
コハクチョウの繁殖地は、ロシアの北極海沿岸で、 夏にここで子供を産み、冬になると日本へやってきます。40年ほど前までは島根県の中海にもたくさん飛来してきました。近くの小学校の子供たちが給食で残ったパンなどを与えている光景が話題になったものでした。白鳥海岸と名付けらた海岸で白鳥の群れをみるのが楽しみでした。しかし、最近は中海にくる白鳥は少なくなったようです。
今は鳥取県の米子市にある水鳥公園にたくさんの白鳥が飛来してきます。コハクチョウは昼行性で、夜から翌朝まで、水鳥公園で羽を休めています。朝になると 近くの池で水草を、田んぼで落ち穂や草の根を食べています。
米子市の水鳥公園をねぐらにしているコハクチョウは朝になると安来市の能義平野に田んぼの落ち穂を食べにやってきます。水辺ではなく田んぼで休むコハクチョウの群れに驚いたものでした。
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