第23回「大阪花の会写真展」

 11月9日(金)〜11月15日(木)大阪本町の御堂筋沿いにある「富士フイルムフォトサロン大阪」で 今年も「大阪花の写真展」が開催されました。
 私も3点出展させていただきました。
 私が「花の会」に入会した当時は全国組織があり、東京に本部がありました。
写真展は東京展、名古屋展、大阪展、福岡展と巡回していました。当時本部「花の会」会長だった高橋扶臣男さんの挨拶を覚えています。
 「花の会創立者であった秋山庄太郎先生が、私との会話の中でこんなやりとりがあったことを思い出します。『高橋君、花に限らず格調ある見せ方はなんとかなると思うが、余韻を感じさせる見せ方は実に難しいね』と言われたものです。
「余韻」つまり終わった後も残る風情や味わい余情のことで、写真という表現の場では、見えるものでない、見えないものを感じさせる方法だと受け取ったのですが、以後努力をしていますが、未だ未知の領域で終わっています。」
 私は「見えないものを感じさせる」という言葉が強く残りました。それは 私と花との距離感であり、関わり方だと思いました。私と花との関わりの中に 自然界の光と風がからまって、レンズがそれを吸収して新しい世界を見せてくれるのが「花の写真」ではないかと思いました。
 私は写真を撮るようになって日も浅く、「余韻」を感じさせることなど まだ到底たどりつけない話です。それでも、「花を撮る」ことについての考え方が「花の会」に入会して変化してきたことを感じます。
 花はそのままでも美しく感じることが多いです。その美しい花を美しいままに切り取ることではなく、私と花(花が咲く環境)との関係をどうやって表現したらいいのでしょうか?  どう撮れば私の気持ちを伝えられるのでしょうか?
 わからないまま、いつも試行錯誤を繰り返しています。
 今回の写真展では「私の気になる花の風景」を出展することにしました。
 

暗い森の池で(スイレン





ひかりの遊び(エノキ)





晩夏(ヒゴタイ





 今回は このブログとfacebooktwitterでも写真展の案内をしましたところ、思いもかけずたくさんの方が会場に足を運んでくださいました。お忙しいところ本当にありがとうございました。ご住所がわからなくて お礼状も差し上げずにいる方もおられます。すみません、この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 写真撮影のベテランの方も多くおられて、たくさんご意見、ご指導をいただきました。大変勉強になる写真展になりました。
 これからも また新たに花とにらめっこしながら 光とレンズと風を感じていこうと思います。よろしくお願いいたします。
会場風景





11月13日の会場風景







11月10日(土)写真展会場前の御堂筋風景

銀杏の葉が少し色づいていました





ガラス窓に映った銀杏風景







華やかな虹色の御堂筋パレード

11月13日、写真展会場前が賑わっています。華やかな装いの団体さんのステッカーに「Save the Pride!」とありました。
イベント趣旨には
・性の多様性を祝福し、社会に広める
HIV、AIDSの予防啓発・・・とありました。協賛企業や後援団体にアメリカ大使館、GoogleIBMfacebookなどIT企業が多いみたいです。
アメリカ発の新しい流れでしょうか?「Save the Pride」は、セクシュアルマイノリティを祝福するお祭りだそうです。