奈良・明日香村稲淵(いなぶち)の棚田
秋桜の藤原京跡から南東にいくと、さらに長閑な景色の中に飛鳥京跡の遺跡群が点在しています。
亀石、橘寺の下を通って、石舞台古墳の横を通って飛鳥川の上流へ進むと、飛鳥稲淵宮殿跡(あすかいなぶちきゅうでんあと)があります。さらに上流へ進むと稲淵の棚田が広がっています。
彼岸花が田んぼの畔を赤く染める9月には案山子ロードで賑わいます。今年は彼岸花が終わってから出かけましたので、昔の写真もみてください。
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20071003
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20080928
稲淵の棚田や飛鳥京の宮殿が存在したところは明日香村です。
「あすか」は地名を表す時は、明日香。時代を表す時は「飛鳥」と表記するようです。
万葉集には「阿須加」とか「阿須可」とかいう表記もあり、奈良時代になって、歌の「枕詞」で「飛ぶ鳥の明日香」とよばれます。明日香の枕詞がそのまま「飛鳥」と表記され、時代を表す時に飛鳥時代と使われています。
埋葬者としては蘇我馬子という説もあります。
この石舞台古墳群は桜の咲く季節と彼岸花の咲く季節は花に囲まれて華やぎます。
1昨年には 石舞台古墳で こんな取り組みもありました。冬の稲淵の棚田風景と幻想的な石舞台古墳。
http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20111221#p1