祭りのあと

祭りの翌日・生駒西麓からみる大阪の夕景





祭りのあとの風景

祭りが終わると、駆け足で秋が深まるようです。
ケヤキも色づきました





綿の実とキノコ







「あとの祭り」
の語源のひとつに京都八坂神社の祇園祭のことからきているという説があります。
7月1日から1月間もある祇園祭は17日の山鉾巡行を「前の祭り」、還車の行事を「あとの祭り」というそうです。
あとの祭りは 山鉾も出ず、華やかさがないので見学に行っても意味がないということから「手遅れ」の意味のことをいう説です。
It's too late now.

「祭りのあと」の寂しさ
祭りの前の忙しさは、同じ目的意識を持った人たちとの一体感と、ある種の仲間意識で充実していたと思います。
祭りのあとの片づけをする青年団の人たちの顔には肉体的な疲れと喪失感がないまぜになった寂しさがありました。
私は子どもの頃のお祭りのあとの空虚感を思い出しました。
ふと生きることは めったにない「ハレ」のために「ケ」での積み重ねがあるのだと思いました。