20年前の葉っぱに書いた「葉書」がでてきました。

 1月27日(月)書棚の整理をしているとき、本の間から茶色になった大きな葉が落ちてきました。
思い出しました。奈良公園で見つけた「タラヨウ(多羅葉)」です。(モチノキ科の常緑樹)
保存が悪いので、文字より傷の方が多いですが、「むかしのてがみ」という文字が読み取れます。その後、引っ越ししたこともあって、すっかり忘れていました。
戦国時代にこの葉の裏に文字を書いて情報のやりとりをしたという話から、これがはがき(葉書)の語源になったといわれ、葉書の木、郵便局の木と呼ばれるそうです。

きっと20年後、30年後 にも文字は残るでしょう!

お気に入りの詩集にはさみました。誰がこの葉書を見つけるでしょうね





「タラヨウ(多羅葉)」の木が神社やお寺に多いのは 占いに使われていたことからです。
今、タラヨウの木は赤い実をたくさんつけています。





赤い実をつけている冬の方が見つけやすいです。4月、5月に目立たない小さい花が咲きます。





20年前のタラヨウの葉書