「豊かさを追った企業戦士 揺らぐ理想と価値観」

その中で「団塊の世代」という造語の母である堺屋太一氏は
「戦後を一言で言うと、豊かさを得て、誇りを失った60年だった」
と述べていました。

産経新聞(8月2日)オピニオンプラザ「私の正論」の入賞者の文章が記載されていました。中のひとり 大阪府の主婦 相沢幸子さんが12年のモスクワ、ワルシャワでの生活を終えて帰国して一番悲しかったこととして「日本の若者たちが自分の国、日本が嫌いだということ、自分の国に誇りが持てず、この国を良くしようという意欲を持ってないこと」を書いておられたことです。彼女の子どもたちは小さいながら日本人の代表的意識をもって外国でくらしていたそうです。

自分の国を愛せない人たち、自分の住んでいる地域を愛せない人たち、自分の家族を愛せない人たち、自分をも愛せない人たちが多くなったのはなぜでしょうか?


堺屋太一氏は隣近所とも親類ともつきあわず、会社だけとつきあう社会。地域社会や血族社会が弱まり、家庭は孤立した存在になった
とも述べておられました。

私も思い当たるところがあります。でも、なぜ?
こんなギスギスした社会になったのでしょうか?

(財)日本総合研究所会長
(財)社会開発研究センター理事長
多摩大学名誉学長
初代宮城大学学長の野田一夫氏は自分のWEB
「先週赤坂の僕のオフィスに武藤順九君がひょっこり現れました。ローマ在住30年の同君から「イタリアはどうでした?」と聞かれたので、「…今度は主に小都市ばかりを回ったが、どこも日本のような市街地の空洞化といった様子は全く見られなかったね…」と答えると、同君は事もなげに「家族と地域社会の絆が日本と比べられないほど強いからですよ…」と言って笑いましたが、正に僕が思った通りでした。
・・・と述べておられます。

戦後60年・・・・豊かになった日本は 失ったものも多かったように思います。
        
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