大阪側の生駒山麓の日下という地域

 日下の簡単なMAP 
東大阪市東端、生駒西麓の北に位置するところに日下(くさか)という地名があります。日下町にある学校は孔舎衙小学校、孔舎衙東小学校、孔舎衙中学校というように孔舎衙と書いてくさかと読みます。
古事記から日本書紀万葉集には「くさか」という呼び方で「孔舎衙」「日下」「草香」
「久佐加」「久佐迦」「草賀」と著されているそうです。
昔の駅名に「孔舎衛坂」というところがあったそうです。今も当時の駅の跡が残っています
難波津から見ると、真東にある生駒山系の日下山から太陽が昇ります。

日下は「ひのもと」と読み、日本ということばに由来する地名だそうです。
その日下というところは昔大阪湾の一部であったり、湿地帯であったことから鯨の骨の遺跡がでたり、貝塚の遺跡がでたりしました。
今でもこの地にのこる「ヒトモトススキ」は海岸に生える植物だったことからしても、日下まで海岸線が続いていたことがわかります。
 ヒトモトススキ 東大阪市の天然記念物に指定されています。

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