今年も、生駒西麓の日下川(イジ川)にほたるがたくさん飛びました






1999年12月に東大阪市日下リージョンセンターに「ほたるの里づくり委員会」が発足しました。ほたるの生息地のひとつである日下川(イジ川)の横の道路が下水道整備工事の対象になり、工事によって自然の護岸が崩壊するおそれがでてきたので、なんとかしてほたるの生息地の保全をしたいということでできた会でした。
あれから、10年経って、昨年も今年もほたるがたくさん飛ぶ川になりました。地元の人たちと川の調査をしたり、新しい川づくりのプランと夢を出し合ってグランドデザインをつくりあげた時のことを思い出すと、小さな夢が実現できたような気がします。Twitterで「日下で今年もほたるが飛んでいます」と書いたら ほんとうにたくさんの人たちが日下のほたるに会って感動したと言われました。人家のすぐ近くの川でほたるが飛ぶなんて奇跡のようです。活動を始めた時と比べるとため池が3つも消えて人家が増えました。それでも川の保全活動に力を注いでおられる方のお陰で 今年もほたるがたくさん光ってくれました。






近鉄石切駅北口から北へ800mぐらい行くと川にぶつかります。3面コンクリートの川だったのが石を敷き詰め、生き物が生息できる川になりました。この石は中国産の石です。石の産地なのにわざわざ中国から輸入した石を使わなくても・・・、「白っぽくて軽い石」なので、大雨の時は浮き輪のようにポカポカ浮いていると言われました。それが10年経つと藻もはえて、すっかり周囲に馴染んでいます。カワニナもぎっしりくっついています。





日下町のほたるの川です。お散歩するにもいいところです。







くさか中学、くさか東小学校、くさか幼稚園の生徒さん、児童の人たちの作品が川の中や川岸、ほたる公園にたくさんあります。それらの作品も10年経った今は、周囲にとけ込んでいるようです。












ホタルブクロの花にとまるほたると ほたるの光で輝くホタルブクロ







ほたるが飛ぶころに咲くホタルブクロ