奈良

 明日香の里から藤原京跡へ 

天香具山の前を通り抜けて藤原京跡に立ち寄りました。藤原京跡コスモスの花畑が広がる秋によく訪れます。春は草芽がのびて小鳥たちの遊び場のようでした。たくさんの黒い団体さんはムクドリでした。 空中でヒバリの声。下りていく場所を確かめて近づいてみま…

 明日香の里の蓮華草

れんげ畑といえば、飛鳥寺周辺を一面のピンクの絨毯を敷き詰めたように咲くれんげ草を想像します。ところが今年はどうしたことか飛鳥寺の周辺の田にはれんげ草の花が咲いていませんでした。甘樫の丘の近くでやっとれんげ畑をみつけました。

 甘樫の丘の東側、飛鳥川沿いの菊桃の花

江戸時代からあるモモの品種ですが、花が菊の花に似ていることから菊桃と名付けられたそうです。濃い赤と桃色が遠くからでもよく目立ちます。 甘樫の丘の周辺も菜の花畑が広がっていました 石舞台の横で咲く菊桃 時折雨が降るものの、雨脚も強くなく、新緑の…

 明日香村は桜が散ったあとも菜の花がきれいでした。

4月22日(金)は朝からどんよりとした曇り空、お昼頃には雨が降るという予報です。 遠出をやめて 久しぶりに明日香へ出かけてみることにしました。レンゲが咲いている頃です。新緑もきれいでしょう。 最初は石舞台です。桜が散ったあとの石舞台周辺はほとん…

  奈良県の東にある山添村の春

4月16日(土)「山添村に行ってみよう!」ということになりました。私も初めての土地であり、山間部にあるダムの村ということで興味がありました。 生駒山を越えて、奈良公園を横切って、東紀寺3丁目を東へ走る県道80号線を走れば山添村につながるということ…

 晩秋の奈良公園

今秋は紅葉狩りにでかける機会が少なかったのですが、11月23日写真仲間の人たちと奈良公園を散策しました。 曇り空でしたが祝日とあって公園は人でうまっていました。 人がいっぱいの東大寺南大門の通り 南大門の近くで小鹿が日向ぼっこです 奈良公園のせせ…

 大和民俗公園

以前「大和民俗公園」の名前を聞いて驚いたことがあります。何々・・・「大和民族」の公園だって? 大阪千里の万博公園内にある「 国立民族学博物館 」のことが頭に浮かんだのです。 千葉県には「 国立歴史民俗博物館 」がありますね。 よく似た名前の博物館…

 藤原京跡のコスモス

10月にはいると あの焼けるような猛暑を忘れさせてくれる天気が続いています。青い空には優しい雲が流れています。空を仰ぐのが楽しみな毎日です。 その優しい雲に誘われて 17日(日)藤原京跡にでかけました。 耳成山、畝傍山、香具山 の大和三山のほぼ真…

 斑鳩の里の法起寺はコスモスが満開でした。

10月5日は朝から秋晴れの気持ちのよいお天気でした。 生駒山の上は真っ青な空がひろがっていました。その生駒山を越えて東生駒から168号線を走ります。 私がいつも見ている生駒山を反対側から見て走ります。つまり奈良側の生駒山です。大阪側の生駒山は険し…

 葛城一言主神社の大銀杏とムクロジ

奈良盆地の西南の隅、葛城川沿いの山すそはのどかな田園風景がひろがっています。明日香より前、6世紀以前に勢力を誇った葛城や鴨族の根拠地だったところです。 一言主神社は彼岸花の群生と千体石仏に囲まれた九品寺から南へ少し歩いたところにあります。こ…

 彼岸花と石仏に囲まれた九品寺(くほんじ)

奈良県御所市・葛城古道沿いの九品寺は境内や本堂の裏山に数多くの石仏があります。千体石仏とよばれる石仏の数は1600体とも1700体といわれています。 九品寺がある楢原(ならばら)は、南北朝時代に南朝方について活躍した豪族・楢原氏が支配していた土地で…

 紫陽花は日本原種の花です。

紫陽花は 6月15日に書いたように オランダ商館付き医師として来日した学者たちによってヨーロッパにもちかえられ改良されてきた花です。紫陽花と言えばシーボルトが有名ですね。 梅雨の頃には 日本中で色とりどり いろんな種類の紫陽花が咲き誇ります。梅雨…

 室生寺の近くの「 花の郷滝谷菖蒲園」の紫陽花

「 花の郷滝谷菖蒲園」は奈良県宇陀市室生区にあり、室生寺のすぐ近くです。 「菖蒲園」として知られています。私が花菖蒲をみに出かけた時は1月ほど前になります。 http://d.hatena.ne.jp/ikomanokaze/20100608 花菖蒲が咲きそろうには 少し早かったです。 …

 久米寺は久米仙人の伝説が残るお寺です。

久米仙人の伝説は「今昔物語集」の中にあるお話です。 Wikipediaには 久米仙人について次のように記載されていました。「吉野山龍門寺の久米仙人は仙術で空を飛べるようになったが、ある日空を飛んでいる時、川で洗濯をしている女のふくらはぎに見とれて法力…

  畝傍山の東南麓にある久米寺は紫陽花寺です。

久米寺は橿原神宮のすぐ近くで 畝傍山の東南麓にある高野山真言宗の寺です。聖徳太子の弟 来目皇子(くめのおうじ)または久米仙人の創建と伝えられているが定かではないそうです。 空海がここで「大日経」を感得し、入唐を志したという伝説もあります。重要文…

緑に包まれて歴史をつなぐ室生寺は女人高野と呼ばれています。

奈良の奥深い所にあって 深山幽谷に囲まれた室生寺は、真言密教の根本道場である高野山が、厳しく女人を禁制したのに対し、女人にも開かれた道場でした。 そのことから「女人高野」として親しまれてきました。 「女人高野」というひびきには ずっと昔から魅…

日本最古の神社と伝えられる大神神社

奈良県桜井市にある大神神社(おおみわじんじゃ)は三輪神社とか三輪明神とも呼ばれます。 ウィキペディアには 「日本神話に記される創建の由諸や大和朝廷創始から存在する理由などから日本最古の神社と称されている。」と記されています。 大物主神は御諸山…

 大和葛城山は真っ赤なツツジで燃えています。

葛城山は大阪府と奈良県の境にある大和葛城山(やまとかつらぎさん)と大阪府と和歌山県の境にある和泉葛城山(いずみかつらぎさん)の二つがあります。 どちらも金剛生駒紀泉国定公園に含まれる山です。 大和葛城山(959m)はツツジの大群落で有名です。 頂…

 奈良・春日大社の砂ずりの藤

春日大社の砂ずりの藤は樹齢700年以上ともいわれる古木です。砂に擦れるほど長く伸びる藤の花ということで「砂ずりの藤」と呼ばれています。 今、奈良は平城遷都1300年祭で賑わっています(4月24日〜11月7日) 平城遷都1300年祭のメイン会場の平城宮跡も交通…

「竹取物語」のかぐや姫が住んでいた讃岐神社

「新家長福寺」からほんの少し歩くと「讃岐神社」があります。 『神名帳考証』に讃岐国と関係が深い祭神である景行天皇の皇子五十香足彦命を祭ると記されているそうです。 竹取物語の舞台は讃岐神社周辺であるとされていて、かぐや姫に求婚する五人の貴公子…

奈良葛城の里・桜御坊「新家長福寺」は花色に包まれていました。

生駒西麓で暮らすようになって、「生駒山を越えると古の都があった」という情緒的なロマンを楽しんでいる時があります。 すぐ近くに 日下直越の道があり、暗峠を越える道があります。暗峠越の道は歩いていてもひっくり返るような急斜面ですが国道308号線です…

 大和郡山城跡・桜祭り

平城宮跡から南へくだると唐招提寺、薬師寺などがある西ノ京にきます。さらに南へ行くと郡山城跡に到着します。 郡山城天守跡のてっぺんから北を見ると、夕焼けに染まる薬師寺を見ることができるそうです。東へ目を移すと東 大寺大仏殿の大屋根や若草山が見…

3月30日は今年二度目のブルームーンでした

今年はブルームーンが二回やってきます。 満月は1年に13回訪れます。月の満ち欠けは、平均約29.5日を周期として繰り返されますので、13回の満月です。1月に2回の満月が訪れる月があるというわけです。 その2回訪れる満月の最初をファーストムーン、後の満月…

 氷室神社「奈良一番桜」は99歳、今咲き誇っています

2010年3月31日 奈良新聞によると、氷室神社の枝垂れ桜は99歳だそうです。 大和のサクラで一番早く咲くといわれる早咲きのシダレザクラは、通称「奈良一番桜」と呼ばれるとか。 新聞には「エドヒガン系の里桜。もともとこの辺りにあった在来種で、樹齢は今年…

平城京跡の春

平城遷都1300年祭(4月24日〜11月27日)のメイン会場になる平城宮跡を14日に散歩しました。 芝の間からつくしが一面に芽をだしているのを見つけました。つくしを摘んでいる方たちがたくさんおられました。 たくさんの土筆をみつけました 蓮華も…

 今年最後の秋を眺めようと・・・奈良公園

10月15日に 今秋一番の秋の彩りをもとめて・・奈良公園 ] にでかけました。 あれから1月以上経ちました。 もうそろそろ紅葉も散りますよ!・・・て知らされて、少し慌て気味に今日(11/27)でかけました。 「お堂でみる阿修羅」も「第61回 正倉院展」も終っ…

 今秋一番の彩を探しに奈良公園へ

先日、今年の紅葉は例年より早く訪れたと鮮やかな紅葉の画像が届きました。それに ブログ「独り言」のpopaiさんの10月14日の記事「精一杯の秋を探しに」を拝見して、秋の彩がもうそこまで来ていることを感じました。Popaiさんに触発されて 昨日(15日)私も…

 三輪山の麓の箸墓古墳のロマン

三輪山を流れる纏向川(まきむくがわ)沿いの山道を上ると 笠山荒神社があり、荒神そばの里があります。 帰りみち三輪山の麓の箸塚古墳に立ち寄りました。 前方後円墳といいましても上から眺めないとその全形は定かではありません。 しかし、箸墓古墳の前を…

 奈良の山里にひろがる白い景色・笠のそば畑

9月22日から アメリカ旅行記 を 長々と10回まで続けてきました。お付き合いいただきありがとうございます。 いつまでも終りそうもない報告をしている間に、季節はどんどん進んでいきます。ここらで少しアメリカ報告を中断して、奈良の里山の秋を紹介したいと…

 矢田寺の紫陽花

矢田丘陵の真ん中あたりにある矢田山・金剛山寺はあじさい寺とも呼ばれています。 南は斑鳩の法隆寺につづき、北は霊山寺に至る古道があるそうです。 矢田寺の紫陽花は品種が多く それぞれに名札がついていて 紫陽花の植物園のようです。ほかに紫陽花の色で…